
第154戦闘飛行隊(VF-154)の発足は、第二次世界大戦後の1946年7月1日、海軍航空予備役隊のひとつとしてF6Fコルセア運行するVBF-718の編成に遡る。F-14Aへの機種転換以来、"ブラック・ナイツ"は太平洋及びインド洋海域に於いて、合衆国にとって極めて重要な同盟国を支援する使命をおびて、数々の飛行を重ねてきた。空母コンステレーション(CV-64)に搭載された"ブラック・ナイツ"が「アーネスト・ウィル作戦(1987年)」に参加し、ペルシャ湾に展開した事が何よりのその証である。また、1990年には空母インディペンデンス(CV-62)に搭載されたVF-154は、"砂漠の盾"作戦展開中、イラク軍侵攻に対し初期の前線抑止力の役割を果たした。